Confluent Cloud Q3'23 Launch

Confluent Cloudはマネージドのプラットフォーム提供である為、様々な機能追加や改善は自動的に適用されます。これら改善はコアであるApache Kafkaのバージョンアップに限らず、またプラットフォーム製品であるConfluent Platformの機能にも限定されず、Confluent Cloud独自の機能も様々追加されています。

Quarterly Launchは、そんなConfluent Cloudの新規機能を四半期毎にまとめてご紹介するブログYouTubeエントリを指します。今回はCurrent 2023の開催を待った為だいぶ遅くなってしまいましたが、改めてそのハイライトをご紹介します。

Flink on Confluent Cloud
来年サービス提供開始予定のApache Flink on Confluent Cloudがオープンプレビューとして公開されました。提供インターフェースはFlink SQLのみ。現時点では既知の機能制限があり、この為本番利用には向きません。また現時点で利用可能なクラウド/リージョンは限定的ではあります。ただ、今日もうお試しいただけます。

Enterprise clusters

Enterprise Clusters
Confluent Cloudのサーバーレスなクラスタ提供に新たにEnterpriseというオプションが追加されました。Basic、Standardといった既存のサーバーレスクラスタと異なり閉塞ネットワーク接続1を可能としており、併せて標準でSLA 99.99%、最大1GBpsのスループット(Ingress/Egress合算)をサポートしています。

残念ながらローンチ時点ではサポートされているリージョンは限定的2ですが、以降継続して拡張予定となっています。

Confluent Terraform provider updates

Confluent Terraform ProviderがHashiCorp Sentinel統合をサポートしました。これによりPolicy-as-Codeによる運用にConfluent Cloudを統合することが可能となります。

また、新たにResource Importer機能を提供開始しました。これにより既存のConfluent CloudからTerraformの構成 (main.tf) ならびに状態 (terraform.tfstate) を逆生成する事が可能となります。

その他

その他にも新たな機能が追加されておりますが、その全貌ならびに個々の詳細につきましてはConfluentブログのアナウンスメントをご覧ください。


  1. 2023年9月ローンチ時点では、AWS PrivateLink経由の接続のみサポートしております。その他クラウドの接続形態は後日提供となります。 ↩︎

  2. 2023年9月ローンチ時点では、AWSのus-east-2(Ohio)、us-west-2(Oregon)、ap-southeast-1(Singapore)等8リージョンでのみ提供開始となっています。日本リージョンでの利用開始は現時点では未定です。 ↩︎

hashi
hashi
Admin - Manager, Solutions Engineering, Korea/Japan

畑Noob